小麦粉ができるまで

1 原料の受け入れ

トラックで輸送された小麦をサイロに貯蔵する。

2 精通

原料の小麦には、雑穀や草の実、小石などの夾雑物が含まれています。
小麦の大きさ、比重の違いを利用し、セパレーターという機械で小麦以外のものを取り除きます。

3 調質

調質とは、小麦に水を加え、表皮と中の胚乳部分を剥がれやすくする工程のことをいいます。
小麦の含有水分を勘案して、所定の水分含量となるように加水を数回にわけて行い、水分を小麦中に浸透させるため、タンクの中で一定の時間休ませます。

4 挽砕

小麦をまず、ロール機で少しずつ砕きます。
小麦を大きく砕く「破砕」と、粉にまで細かくする「粉砕」を行います。

5 ふるい分け・純化

細かく砕いた小麦の粒は、シフターと呼ばれる大型のふるい機にかけられます。大きな箱の中に何十枚という網を、目の粗い順に上から並べ、粒子の大きい胚乳部と小さい胚乳部、ふすま(表皮)とにふるい分けを行います。

ふすま(表皮)の部分は、シフターではふるい分けきれないため、ピュリファイヤーという機械で小さな表皮を気流により取り除きます。

6 配合 撹拌・異物除去

数種類程度の小麦粉をブレンドし、小麦粉を製造します。
ふるいにより異物を除去します。

7 貯蔵

できあがった小麦粉は、小麦粉サイロに貯蔵します。

8 袋詰め出荷・タンクローリーでの出荷

小麦粉は小麦サイロから再びシフターでふるい、異物などがないことを確認し、自動包装機によって袋詰めされます。
また、直接専用のタンクローリーに積み込んで搬出します。